レークショアブランチ ビュッフェ-季節の料理

キマメと豚足の煮込み

昔ながらの原住民料理に敬意を表したもので、集落の子供の記憶にある「伊娜の味」を再現しました。自然農法で栽培した手摘みの「キマメ」を8時間浸し、コラーゲンたっぷりの豚足と一緒に弱火でじっくり煮込むことで、きめ細かくプルプルした食感が生まれました。鼻に届く素朴ながらもフレッシュな香りが、母親に優しく包まれているかのような気持ちにさせてくれます。

シイラとゴーヤのカラスザンショウ和え*

資源回復力に優れ、毎年夏と冬の季節に台湾を回遊する「シイラ」をメイン食材とし、新鮮なイカ、プリプリのホッキ貝、瓜の中でもビタミンが豊富で日本人も好むゴーヤを、シェフお手製の香り良いスパイシーなカラスザンショウソースで和えました。口に入れるたび、フレッシュな味が駆け巡ります。

原住民野菜の和風サラダ*

インスピレーションを得るために宝島の山海をくまなく調べたシェフは、海沿いに居を構えるクバラン族の故郷の味「フノリ」に、新鮮で柔らかな原住民にとっての健康野菜である「クワレシダ」、恋人の涙とも呼ばれるシャキシャキとした「イシクラゲ」、サツマイモなどを合わせ、すっきりとした甘酸っぱさの和風ドレッシングをかけました。素朴で自然な味わいに仕上がっています。

原住民風牛肉とネギの炒めもの

定番タイ料理と原住民のスパイスをブレンドし、噛み応えのある厳選牛すね赤身肉をミンチし、シャキシャキの長豆、野菜の王様「カラスザンショウ」ソースなどと炒めると、ネギ、山椒、柑橘類の魅惑的な香りが広がります。清朝宮廷料理にランクされた柔らかな窩頭（コーンブレッド）と組み合わせ、幾層もの食感と芳醇な香りが味覚を刺激し、山林へと誘います。

部落馬告スパイスと塩コショウのスペアリブ

肉厚で程よく脂の乗った厳選豚バラ肉をシェフ特製のマリネ液に漬け込み、ジューシーに揚げています。外はカリッと中はふんわり、挽きたての山林の黒真珠「馬告（マカ）」を散らし、独自の胡椒・ショウガ、レモングラスの香りをリブの隅々まで浸透させており、部族の伝統的な香菜「カラスザンショウ」の若葉を重ねると、一口一口が土地への賛辞となります。

甘長唐辛子と豆腐干のキマメ和え*

集落の伝統的な食用作物——勇士の豆「キマメ」を浸して数時間蒸し煮し、甘長唐辛子、揚げ豆腐干を加え、葉にんにく、香菜、ごま油などと混ぜ合わせませした。シンプルな味付けが、食材本来の味わいを引き立たせています。

干しトビウオとラッキョウとハヤトウリの葉*

その土地の風土を凝縮したシェフオリジナルのドレッシングに、東海岸の人々の暮らしに影響を与えた干しトビウオの揚げ物、集落にてアミ族のサラダと呼ばれている「ラッキョウ」を合わせ、その凝縮されたうま味のある甘みとまろやかな辛さは、シャキシャキとした「ハヤトウリの葉」と相まって味を引き立てます。

ナスの馬告梅ソース添え

シェフ特選の富里梅ソースは花蓮の重要産物の一つです。これにメキシコ料理で伝統的なチリソース、レモンなどを合わせた特製ソースを柔らかいナスにかけ、馬告を添えて味を調えれば、甘酸っぱい爽やかな味を楽しむことができます。